どんなスポーツにもルールとマナーがあるように、ボディボードやサーフィンにも基本的なルールとマナーがあります。
これからボディボードやサーフィンを始めようとする人にとって、波乗りの基本的なルールとマナーはとても重要です。
とくに波乗りを始めたばかりの人は、何も知らずに海水浴気分でいきなり混雑ポイントへ入る人もいます。
それでは、他人への迷惑ばかりか事故の原因にもなります。
大変危険な事も多いので、ここで波乗りの最低限おさえなければならない、基本的なルールとマナーを確認しておきましょう。
☆ルール
1.ワンマンワンウェーブ
2.前乗り(ドロップイン)
3.後乗り(スネークイン)
4.進路妨害
5.波を独り占め
6.大勢でいっぺんに入っていく
7.こんな日は入らない
8.カレントに流されたら
9.自分の位置は常に把握しておく
☆マナー
T.リーシュコードをつけよう
U.車の止めかた
V.ゴミを捨てない、公共の場は綺麗に
■ルール
1.ワンマンワンウェーブ
『One Man One Wave』が波乗りの基本。「One Man One Wave=優先権」
聞いたことがあるという人もいるかもしれませんが、波乗りには「ワンマンワンウェーブ」という、
一つの波には一人しか乗れない、絶対的な基本中の基本のルールがあります。
波乗りには、この「ワンマンワンウェーブ」に基づいたさまざまなルールがあります。
このルールを知らないままサーフポイントに入るのはかなりまずいです。
『初心者だから・・・』では済まされません。
学校のルールや会社のルール同様に、ルール違反やマナー違反は怒られます。
怒られたり怒鳴られたりするだけならまだしも、きついローカルによっては
パンチアウトってことにもなりかねませんので気を付けましょう。
しかし、実際には2人乗れる場合もあります。
三角波みたいな、真ん中から綺麗に割れる波には、ピークからレギュラー方向とグーフィー方向に分かれて二人乗ることができますが、
この「ワンマンワンウェーブ」は必ず念頭に入れておいてください。
また、ダンパー気味なポイントによっては1つの波に数人が乗ったりしてることもありますが、
これは非常に危険なのでやめましょう。
2.前乗り(ドロップイン)
優先権を無視して優先権のあるサーファーの前で波に乗ってしまうこと。
他の人と同時に同じ波に乗ろうとしている場合は、ピークに近い人に優先権があります。
自分に優先権が無いと気づいた時点で、その波は諦めて奥から乗ってきた人に譲りましょう。
既に人が乗っていることに気づかずにテイクオフしてしまった場合や、
やむをえずテイクオフしてしまった場合はすぐに波から降りて、
後からでもいいので必ず一言「すみません」と謝りましょう。
それから、「先にテイクオフした方が優先」というルールもあります。
ピーク側の人よりピークから遠い人が先にテイクオフした場合、タイミングが微妙だとどちらが優先か曖昧ですが、
とりあえず自分の方がピーク側にいたとしても、先に乗ってる人がいる、
もしくは先にテイクオフされそうならその波にはテイクオフしないようにした方がいいでしょう。
特にボディボードの場合は、サーファーから見るとどの時点でテイクオフなのかがわかり難くいようで、
相手がサーファーの場合、無理にテイクオフされる場合(傾向)があります。
硬いサーフボードと柔らかいウレタン製のボディボード、接触したらどちらが負けちゃうか想像つきますよね・・・
無理な波争いは怪我の元ですから^^;
3.後乗り(スネーキング)
人の波を横取りすること。
すでに乗っている人がいるのに、後ろからさらに乗ってしまうこと。
テイクオフの態勢に入っている人の前を横切って迂回して、ピークまで回りこんで波に乗ってしまう違反行為。
ピークに近いほうに優先権がある!と、一見良いようにも思われますが、人の波を横取りする違反行為です。
4.進路妨害
・ゲッティングアウト(沖へ向かうとき)の注意点
波に乗っている人の邪魔にならないこと。また、波に乗っている人も早めに回避することを忘れないように。
・波待ち時の注意点
波に乗っている人の邪魔になるような場所で待たないこと。
初心者に多く、初心者のうちはインサイドで練習することが多いと思いますが、
インサイドで待っているとライディングの邪魔になることがあります。
沖から乗ってきた人のライディング進路妨害にならない場所で練習しましょう。
また、波の状態やポイントの混雑具合等で状況が変わってきますので、その時その時で場所を選びましょう。
最初は、海に入る前にしばらく状況を観察してから他人の邪魔にならないような場所を選んで入ると良いです。
もし分からなければ、混雑している場所から離れた場所で練習した方が無難です。
5.波を独占(譲り合う気持ち)
特に上級者やロングボーダーに多く見られる『乗り過ぎ』に注意しましょう。
ルール違反ではありませんが嫌われます。来る波来る波かたっぱしから乗りまくるのはやめましょう。
海に入っている人全員が波乗りを楽しみに来ているのですから、自分だけ楽しむのではなく、
周りに乗れてない人がいたら「どうぞ」と譲るくらいの余裕をもって波乗りを楽しみましょう。
上手な人ほど一本のセットを譲れる【ゆとり】を持ってるように思います。
こういうのはルール違反というわけではありませんが、マナーの問題ですね。
入っている人皆で楽しめるよう、譲り合う気持ちを大切にしましょう。
6.大勢で入っていく
これもルール違反ではありませんが、マナーとしてあまりよくありません。
気心の知れた友達同士でワイワイガヤガヤ波乗りは最高に楽しいですが、一つのポイントへ何人も連れ立って大人数で入っていくのは、既に入っているサーファー達にとっては歓迎できるものではありません。
間を空けたり、ポイントを分散した方がいいです。
それから、友達どうしで騒ぎ立てるのも、感じがいいとは言えません。
あくまでも公共の場である事、一般的なマナーを忘れず入っている人皆で楽しめるように、気配りを大事にしましょう。
7.こんな日は入らない (自己責任)
海に入るうえで忘れてはならないことは、「自分自身に責任を持つ」ことだと思います。
ハードなコンディションだったり、流れが強かったりと危険な日も多々あります。
自分の力量を大きく超えるような波の日は無理して入らないようにしましょう。
また、今一気分が乗らない日もやめましょう。そんな時に限って事故があります。
特に台風の時など、サーファーが流されて救助された、なんて言うニュースをよく聞きます。
自分にとって危険なことはもちろん、周りの人にも多大な迷惑をかけることにもなり無理は禁物です。
あまり怖がっていても上達しませんが、命と健康の前提があっての波乗りです。
いくら最高の波でも時には「入らない勇気」も必要です。
8.カレント(潮流)に流されたら
その時の海底の地形や風向き、うねりの方向などによって方向が変化します。
一番怖いのは、岸から沖に向かって流れが発生する【リップカレント(離岸流)】です。
時々海水浴禁止の砂浜がありますが、リップカレントが発生しやすい場所だったりします。
岩場等で海水浴禁止のところもありますが、岩場以外で海水浴禁止のところは、それ相応の理由があります。
自信が無い人は近づかない方が無難です。
カレントの見分け方は、ゴミや泡が集まって浮いているところ。
上級者がゲッティングアウトの際このカレントを利用して沖に出たりしますが、
強さによっては、秒速2mにも達し、イメージで言うと水泳のトップ選手と同じ位の速さがありますので、
逆らって泳いでも進まないどころか、沖へ流されるばかりです。
もし意に反して流されてしまった場合は、慌てて岸に向かって泳いでも体力を消耗するだけなので、
落ち着いて岸と平行に移動してください。
このカレントは大抵の場合はあまり幅が無く大きくはないので、『まずは落ち着いて沖向きの流れから抜け出る』これが大事です。
9.自分の位置は常に把握しておく
常に自分のいる位置は把握しておくようにしましょう。
テトラポッドでもあれば別ですが、波待ちしながらずっと沖の方をみつめてると意外と流されてることに気付きません。
リップカレントに流されるにしても、流されてることにすぐに気づくのと気づかないのでは、その後の危険度が全く違います。
自分の位置を確認する方法として、陸の動かないものを目印にするという方法があります。
建物や防波堤の階段等を目印に、自分の位置を覚えておきましょう。
■マナー(心がけ)
ボディボードをするうえで気をつけるべきことは、何も海の中だけではありません。
みんなの海なので、みんなで気持ちよく海に行きたいものです。
近年、波乗り人口の増加に伴い、自己中心的な行動をする人やそれに伴うトラブルが増えているようです。
地元の方々が大切にしている地域に対して「失礼します。」くらいの謙虚さを持って接すれば、不必要なトラブルも回避できると思います。
あと、地元のサーフショップに顔を出して、その地域で波乗りをするうえでの注意点を聞くのもいいと思います。
T.リーシュコードをつけよう
波乗り人口の増加に伴い、流れてしまったボードが他の人にぶつかってのケガが増加しています。
海に入る際にはリーシュコードを必ず付けるようにしましょう。
U.車の止めかた
・ 迷惑駐車をしない
・ 騒音に気をつける
ポイントについたら適当に車を止めず、駐車場があれば必ず駐車場に止めるようにしましょう。
人の敷地内や、近所の人の迷惑になるような止めかたをするような人がいると、
そのポイント自体で波乗り禁止になってしまう可能性があります。
実際にに閉鎖されてしまったポイントもあります。
違法駐車や迷惑駐車は絶対ダメです。
V.ゴミを捨てない、公共の場は綺麗に
・ 基本的に自分のゴミは自分で持ち帰る
・ トイレなど公共の場所はきれいに使用する
これも、波乗り云々以前の問題です。一般常識です。
サーファー、ボーダーなら逆に拾って帰りましょう♪

